近況報告

3月は好きです。
思い出すシーンは
「ダスティン・ホフマンに、俺はなれなかった。」
3月は少し、叶わない恋のような雰囲気がある。
穏やかに迎える、清らかな終わりとはじまりの季節。

千葉ではこのところ、沈丁花がそこここに香り、梅が散り、
ユキヤナギがひとつ、またひとつ、少しずつ花を開きはじめました。
植物の営みは季節を知らせてくれますね。
季節の変わり目、というのはいつでも目を見張るものだけれど、
冬から春への移ろいは、ことさら嬉しい気持ちがします。

明日には、青森の新しい住処に到着します。
ここから先は、とても忙しくなりそう。
家の修繕と並行して、地域の方たちとの関わりや、農家さんたちとの
関わりもどんどん親密になっていくのだろうな。

1人になる時間がないと息切れするけれど、つながり、ということを
意識するようになって、人との関わりがとてもおもしろくてありがたい。
若い頃はもっと傲慢で、それこそ1人で大きくなった気持ちでいたけれど。

1人では生きられない。お金を稼いでいれば何となく、1人でも生きていけそうに
みえるけれど、それはたくさんの他人が存在する前提でだけ成り立つものね。

先日、ご近所のご夫婦が、もうお別れだから、と送別会を開いてくださった。
70代のご主人の若い頃の話。ご兄弟が戦争で体を壊し、末っ子だった自分が
農家を継いだこと。
年老いたお義父さまをおぶってお風呂に入れたという奥さま。

だからどうした、ということもなく日々は過ぎる。
暮らしは何でもないようであらゆること。
あらゆることを通りながら、今にたどり着いたのだろうな。
積み重なる、ということのすごみ。

「どうして今ここにいるの?」「どうして今こうしているの?」
聞かれて答えられる毎日を進んでいこう。
新しい町で新しいやり方で。

今作りたいのは、ラベンダーを育てて、収穫して、
インフューズドオイルを作って仕込む石鹸。
じっくり時間をかけて、あらゆる気持ちで。
まずはラベンダーを上手に育てられるようにならなくてはね。
「コスモス」のためのカモミールも、また育てたいと思っています。
(お、なんかややこしい)
今、昼間っからワインを飲み飲み考えていること。

3月は好きですか?


2017年3月



近況報告へ
topへ